
前菜

御造り

焼き物(鱈のおろし焼き)

煮物(白魚の玉〆)

大皿(金目鯛の姿煮)

強肴(伊勢海老の鬼殻焼き)

デザート
このプリンがおいしかった!
なめらかでコクがあり、おとなの
プリンって感じでした .
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ダイニングは2組分しかないので、時間を決めて予約が必要です。眺めもよく、堀ごたつ式(下にはホットカーペット)で、私たちはこちらのほうが快適でした。
ただ、隣席と簾一枚隔てているだけなので、会話まる聞こえ。プライバシーはまったくありませんので、そういうのが嫌な方にはおすすめしません。
お互いの話が筒抜けなのを、お互いになんとなく意識しているその会話の微妙さが面白くて、ついわざとらしくゴージャスな会話をダンナに振る私。「うちのベンツもそろそろ買い換えましょうか~」(注・我が家にはダンナの自転車しかない)するとダンナが「え? 便器? 便器はまだいいんじゃないの」雰囲気読んでよ!あー、からみづらいったら! それはそうと
この夜のサービスのスタッフの男性が最高でした!
提供するお料理やお酒の知識も深く、すごく嬉しそうに勧めてくれるので、お料理もお酒もいっそう味わいが増しました(だからつい飲みすぎちゃって爆睡)。なにより、料理の説明ひとつにも、宿のめざす姿勢、情熱が感じられ、それまで見えてなかったこの宿のよさが、くっきりと浮かび上がったような…。そして、ほんとうに人をもてなすのが好きで好きでしょうがないというその喜びがこっちにも伝染して、幸せな気持ちになっちゃうんですよ。
こうなると、部屋への不満なんて吹っ飛んで一気にこの宿のファンになってしまう私。
萌え萌えポイント … +30
「二日目の食事でがっかりして欲しくないから正直、予算にあまりこだわらずに作らせてもらっている」という言葉が嘘じゃないと納得できるおいしさでした。
金目鯛の姿煮は、盛り付けを見せてから中央の写真のように、食べやすくとりわけてくれました。

「これを召し上がっていただきたかったんですよー」と言ったサービスの人の嬉しそうな表情で、より美味しく感じられました。
伊勢海老も「さっきまで勢いよく泳いでいたんですよ」という言葉どおり、ぷりぷりでジューシーで甘くって。

このスタッフのお話が本当に楽しく、食事が終わっても立ち去り難かったので、食後酒としてオーダーしたのが、桂花陳酒のロック。ただ「ロックで」としか言わなかったのに、すごく嬉しそうに出してくれたのが、これ。シャーベットよりもほんの少し粗く、クラッシュアイスよりもほんの少し細かい氷でロックにしたもので、その絶妙な溶け加減がお酒のキンモクセイの香りを引き立てて、ほんとにおいしかった! 「こうしたほうが美味しいと思って…」と、控えめに言いつつ、私の反応を見て「してやったり」とにんまりの表情のスタッフ。
「お風呂あがりに飲みたい…」とつぶやいたら、すかさず「オーダーいただけたら部屋までお持ちします」
もちろん、部屋に帰ってからオーダーしましたとも!♪天国の味でした♪
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