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箱根吟遊 2008年12月宿泊

過去4回の宿泊でそれぞれ違う部屋に泊まり、
もはやその魅力をもう堪能し尽くしたような気がしいて、
かつ昨年の一泊ではややイメージダウンもあったのですが
今回泊まったメゾネットの
「星宿」という部屋が、
過去最高に居心地がよく
やっぱりここはいい!」と新たな魅力を再発見しました。

というわけで、帰り際に同じ部屋で再予約。

あいかわらずすごい人気で、
土曜日は1年先までいっぱい・・・









今回泊まった、唯一のメゾネットの和室「星宿」。
ソファ上は、2階天井までの吹き抜けで気持ちいい♪





「星宿」2階の廊下部分に置かれたソファ。
この“おさまり感”が居心地よかった…



住所 〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮の下100-1
電話番号 0460-82-3355
客室数 20室
HP http://www.hakoneginyu.co.jp
食事場所 部屋食(室内にダイニングルームあり)
連泊スコア
★★★★★
     
なんといっても、部屋食なので部屋から一歩も出なくて済むのがラク。そして寝室とは別にダイニングルームが確保されているので、残り香を気にしなくてよく、パブリックスペースの快適さもピカいち。何泊でもできると思う。

ひとり泊まり:NG
子供連れ:OK






Lounge
初めてここのテラスに立った時の感動は、今でも忘れられません






テラス奥のソファ。
冬はさすがに空気が澄んで、山の風景が
ひときわくっきりと鮮やかに見えます。
寒いけど、動きたくなくなる…








ソファコーナー。ここでウエルカムドリンクをいただく。
テーブルの上の大きな植物のおかげで、対面に座っていても視線が直に合わない。
初めて行ったのは、2004年。
雨体質の私たちのこと、やはり「あーーあ」というどうしようもない天気だったのですが、その天気でこんなに感動できるとは…!

刻一刻と変化する不安定な雲の動きが、まるで大迫力スクリーンのスペクタクル画像をみるよう。

ふたりでずっとテラスでただ、言葉も忘れて雲を見つめていました。



初めて行った時のダンナ。ラウンジからの大迫力ビューに感動しまくっていた。



その強烈な印象のせいでしょうか、晴れた日の爽やかな風景ももちろん美しいのですが、空模様が不安定な日の動きのある風景もまた、好き。
雨男&雨女の私たちにとって、天気を気にすることなく、全天候で楽しめる貴重な宿です。

そしていつも感動するのが、館内の廊下すべてに敷き詰められた畳の清清しさ。

いつ行っても青々としているので、畳替え代がはんぱないだろうなあと思って聞いてみたら
「つい最近も、替えたばかりなんです」
とのこと。

でも後で部屋に入ったら、ベランダのソファの破れたのは放置されていた…「畳」に命とお金をかけているんだな…

ほんとに、ここに来たら裸足で歩かないともったいないと思う。「畳浴」してる感じ。エレベーターの中まで敷かれていて、歩くたびに癒されます。



エステ前の廊下。
パブリックスペースのすみずみまでかっこいいのがここの魅力。




その奥にも、こんな隠れ家コーナーが。
今回、初めて足を踏み入れた。




ウエルカムドリンクのホットハーブティー。
Guestroom
和室嫌いの私たちが、珍しくはまった「星宿」の魅力とは







二階ダイニングから下を見下ろしたところ。
ソファスペースの上が吹き抜けで、すごい開放感。



手前の和室。
夜はここに布団を敷く。



ベランダはほかの部屋と比べると広くない。
でもまあ、不満なし。



夏はここでごろごろするぞーー



湯船もそろそろいい感じに古びてきてます…




2階のダイニング。
j二日目は結局、ほぼここで本を読んでいた。
椅子の高さ&テーブルの高さがちょうどいいのよ・・・



ダイニングからの眺めもきれいです。



小さい子供がいたら、危ないかも。





今回も初日は運よく(笑)天気が不安定で、変化を楽しめた。

今回、宿泊することになったのは「たまたま予約がとれたから」。(といっても半年くらい前)

ここの予約のとりにくさを知っているだけに、部屋の確認もせずにあわててフィックスしたので、部屋の確認もしませんでした。予約確認段階で和室メゾネットと気づき、かなりがっかりしたのです
。(メゾネットは階段の上り下りが面倒で嫌い。和室は体を預けられる場所がなくて疲れるから苦手)。

…が、でもキャンセルするにはあまりに惜しいので行くことに。
まさかその部屋が、「吟遊」史上いちばんのお気に入りになるとはわからんものです。

部屋に入ってほっとしたのは、二人がけソファが2脚あったこと。「これなら気兼ねなくくつろげる!」 と、一気にご機嫌さんになった私たち。

そして、過去に泊まった普通の和室より、断然広くて開放感がある!!

そしてなんか、味がある部屋なんですよ・・・


当初、たぶんこのソファにばっかり張り付くことになるだろうと予測して、2Fの冷蔵庫の中身をベランダの冷蔵庫に移したりした私。
でも意外にテーブルが遠くてくつろぎにくく、もっぱらここは「満腹後の寝っころがりスペース」となって、読書は2階のダイニングテーブルでしてました。




バリ風三角クッション。ダンナが昼寝に利用していた。



吟遊名物、銅張りの洗面台。あいかわらずピカピカ。



今回初めて使ってみた、吟遊のプライベートブランドのコスメ。
これがすごくよくて、びっくり!

生姜の香りがして、癒される…クレンジングも優秀だった。




この石鹸置きもビューティホー。売店で売ってた。



コットンも面棒も個包装で容器にたっぷり。ほかであんまり見たことない。



お着き菓子セット。チーズスフレとチーズせんべい、甘い梅干と3種類。



階段はかなり急です。お年より(&酔っ払い)は怖いかな…



階段奥に冷蔵庫と水道があります。
その手前にソファ。



今回、ピカいちのお気に入りスペース。ねっころがると窓から空が見えて、ほんとに気持ちよく読書&お昼寝ができます。



今回驚いたのが、部屋置きのスナック類(有料)の進化。
高級ドライフルーツが3種類もあったり




高級かわきものがあったり



アイスデザートのルームサービスがあったり。



・・・というわけで、ダンナが二日目の午後の風呂あがりに頼んだ「ジャージー牛乳アイス」。部屋の露天風呂に入る頃に頼むとちょうどいいタイミングで持ってきてくれました。



1Fベランダのすみっこにも冷蔵庫が。
水とオロナミンC(笑)、ちびビール缶。

このちびビールが、ひとくちだけ飲みたい時にとっても便利だったわー



今回は部屋から出なくて済むので、ものすごく読書がはかどった。多めに持ってきたのにほぼ読了。


読書暴走族のようだった私たち。




ベランダから、下の「対星館」行きのケーブルカーが見える。前に泊まった時はしょっちゅう動いている音が聞こえたけど、今回は一度もなし。繁盛してないのか、対星館…



上の窓のカーテンは、リモコンで閉めるしくみ。

朝、布団に入りながら明けていく空を見ていると、だんだん下から温泉の湯気があがってくるのが見えました。
冬の温泉は、湯気がご馳走ですね。
Guestroom①
2004年・・・1F洋室「風光」 









↓ラウンジのソファも、なんかまだ真新しいなあ…




2004年の時のウエルカム・ドリンク。


雑誌でもよくお目にかかる、いちばん「吟遊らしい」お部屋じゃないでしょうか。旅館というよりリゾートホテルみたいな開放感あふれるつくりは本当に衝撃的でした。

ただ泊まったのは8月なのに、なんか寒そうな写真になっちゃっているのは、例によって
どしゃぶりの大雨で事実、すんごく寒かったからです…

…なので、私たちはたぶん、この部屋の魅力を満喫してないと思われます…



その時の夕食のメニュー。
今よりかなり洋風寄りだった感じ





Guestroom②
2005年秋。2F和室「慶雲」。


















和室。
それもあまり魅力のない和室で、室内にソファもなし・・・。なのでずっと、ダイニングルーム&ベランダにいました。





ダイニングルームでまったりとくつろぐわたくし。
ここは床暖房で、ことのほか気持ちよかった!


思うのですが、吟遊のよさってやっぱり、部屋の中に独立したダイニングルームがあることが大きい気が。

ま、これは私が「ビールを飲みながら、かつおつまみを食べながら本を読む」タイプなので、そのせいかとも思いますが。

Guestroom③
2006年7月・・・3F洋室「銀河」









この椅子も好きだなあ・・・



リビングからダイニングを見たところ。扉があって、独立した部屋になっている。
何も不満などあるわけもないのですが、そろそろ3度目ともなると、吟遊の客室の類似点がわかってきて、新鮮さを感じられなくなっていたかも・・・。





今思ったんだけど、「吟遊」のベッドスペースがどこかラブホっぽく感じられるのは、最近のラブホ(推定)がリゾートっぽくしてあるからであって、吟遊の罪ではないのでは。


夕食のお品書き









※2007年6月にも一泊しているのですが(
前年と同じく「銀河」)、私の仕事が超忙しく、私だけ7時近くになってチェックイン。朝も9時過ぎにチェックアウトというあまりにもあわただしい滞在だったので写真がありません・・・じつは部屋の記憶もあまりナシ・・・どんだけ忙しかったんだ私・・・

Dinner
<1日目>

食前酒は
梅ワイン



先付
水蛸と菜花の紅和え

このイクラが・・・すんごい皮が固くて弾力がありすぎて口が疲れる人工イクラで・・・。これならむしろ入れなければいいのに。としょっぱなから残念でした。

旬菜

和牛ひれ肉の山かけ/いわし梅煮/ししゃも酢びだし/つぶ貝蕃茄味噌焼き/蛤水晶寄せ/甘長紫葉香り/空心菜と大黒しめじゴマ浸し




香り

薄葛仕立て・沢煮椀風 鯨舌 千打ち野菜 グレープフルーツの皮

しのぎ
にぎり寿司





お刺身は、岩塩を自分で摺りおろして食べるという趣向。けっこう大変だったけど、おろしたお塩は確かにサラサラでふんわり、繊細な舌ざわりで面白かったです。




海の幸

季節ものと本鮪造り

ツマも大根だけじゃなく色々工夫してたので、全部食べたら、配膳係りのお嬢さんが
「きれいに食べてくださって、ありがとうございます」ととても喜んでくれた。

マニュアルじゃないサービスって感じで、好感が持てた。二日間ずっと彼女がついてくれたので、残す時プレッシャーがかかったけど・・・(笑)




洋菜

鴨肉のポワレとファグラのソテー マリアージュソースブルーベリー

んんん、おいしかったけど、ブルーベルーソースは単なるブルーベリージャムとしか思えなかった・・・
もうすこしがんばりましょう、って感じの一皿でした・・・残念。




煮物替わり

雲子銀餡煮 小鍋仕立て 鱶鰭 白菜 スダチ 柚子胡椒




止め肴

ヒラメのカルパッチョ 黒胡椒の香り レモンドレッシング

最後にこれが出てくるメニューの流れがいまいちな感じがするのは私だけでしょうか・・・




食事
ふたつから選べる。これは私が選んだ
「白米とじゃこ」



ダンナが選んだ
「鮭とじゃがいもの炊き込みご飯」

すっごくおいしかったらしい。




すごい演出の
「ブッシュ・ド ノエル




蜜柑の羊羹

感想・・・おいしかったのですが、文句はないのですが(人造イクラ以外は)、なんかメニューの流れが悪いような気がするのです。

たとえば「風こみち」の食事の流れには、前の料理、後の料理を補完しあって余韻をよりふくらませる、絶妙なリズムがあったような気がするんです。
それがコース全体でハーモニーをつくっていて、食べ終わった後に気持ちよくコースの全体像が見えた、みたいな感動と快感があった。


この日のお料理は、ひとつひとつは別にまずくはないし、それどころかおいしいし、文句はないけれど、そういう点で少しだけ物足りなさを感じてしまいました。


でも、その点を補ってくれたのが、サービスの女性。
若いのにしっかりしていて、料理の説明ひとつでも「料理長がこう考えて」「こう工夫して」と、すごく誇りを持っているのが伝わってきて、だからこそ私たちがきれいに食べるととっても喜んでくれた。

彼女のサービスでお料理の味が20%くらいは確実にアップしたと思います。
<2日目>

食前酒は「
小田原れもんわいん」。



前菜
子持ち諸子南蛮漬け/雲子柚庵焼き/あんきも水晶寄せ/鴨ロース柚子味噌風味/蓮根カステラ





先付
たらば蟹 蕪みぞれ和え





吸い物

澄まし汁仕立て 海老しんじょう 色紙大根 菜花 柚子





向う附け

季節もの姿づくり 

これで一人前・・・ちょっと笑った。
ほんと、お刺身はほんのひとくちでいいと思う今日この頃・・・
多いと生臭さが鼻についてきて、つらいの。
残すのも罪悪感があるし(←それは私が貧乏性だから)





焼き色のついた杉板が出てきて・・・





焼き物

なめた鰈杉板焼き あしらい二種

鰈の粕漬けを焼いたもので、これがとろけるようにやわらかくておいしかった!





だしを張った鍋が出てきて・・・



煮物

はりはり鍋

鯨 さえずり 水菜 薄揚げ しいたけ 豆腐 塩ぽん酢


私はこのさえずりが、肉の脂身っぽくて、加熱してもゴムのようで、どうしても食べられなかったのです・・・ダンナはふつーにおいしく食べてたが。








強肴

和牛ひれ肉石焼





酢のもの

北寄貝 膾仕立て ゴマ酢





食事

水雲雑炊

おいしかったのだが、完食したのだが、・・・また問題の
人工イクラが・・・
抗議の意味をこめて、
イクラだけ残した

そしてダンナは「水雲」が読めなかった・・・





南瓜のクリームソルベ。

じつはこの日、昨日と同じサービスのお嬢さんは私が頼んだワイングラス(前日の飲み残しを冷蔵庫に入れておいたの)を持ってくるのをすっかり忘れていました。
で、待ちきれずに自分で備え付けのコップについで飲んでいた私を見てあわてたのが、ビールを運んできたバーのスタッフの方。グラスと氷が入ったバケツを持ってきてくれたのです。

彼女はワイングラスを見て、明らかに「あ、忘れてた」と気がついていたようですが、何事もなかったかのようにそれには触れず。
「あらら結構、悔しがりキャラなのね」という一面がのぞけて、面白かったです。

ま、そんな風に思えるのも、二日間を通して一生懸命やってくれている姿勢がすごく伝わってたからですが。

Breakfast
<洋食>



まずは、めざましの梅干とお茶。
次いで、生オレンジジュースが来ます。



フルーツとヨーグルト。



ラーメンどんぶりてんこもりくらいの野菜サラダ。これを食べると力尽きる、って感じですが、マカロニやナッツを入れて食感に変化をつけてくれたりして、食べやすかったです。



卵料理と肉料理。




かなりこってりだった、コーンスープ。



例のお嬢さんが、「料理長が、箱根の有名なパン屋さんに小麦粉の調合まで指示して焼かせている、自慢のパンなんです!」と熱く自慢したパン。

確かに香りがよく、おいしかったです(刷り込みかもしれないが)。


<二日目>


フルーツが変わりました。
サラダはほぼ同じ。



牛乳とコーンフレーク。コーンフレークは甘みのまったくない、超シンプルタイプです。



卵料理は、二日目は目玉焼き。
しかし、ベーコンにマヨネーズってどうよ・・・
<和食>

ダンナがチョイスした和食。
見ただけでおなかいっぱいですね・・・





わかりづらいですが、手作りのお豆腐です。



お皿に盛っておしょうゆをたらしたところ。まるでブラマンジェのようですね。



お粥はこのように、土鍋炊きを出してくれます。
お粥好きなので、これはうらやましかったなあ。




鮪のタルタル。卵の黄身とかきまぜるうちにひろがってどろどろになり、ダンナは「これはどういうコンセプトのもの・・・?」と悩んでいた。




普通の白いご飯も出た。「おかわりあります」といわれたが、土鍋いっぱいのお粥の後にこれをおかわりする人っているのだろうか・・・

という素朴な疑問を口にしてみたら、お嬢さんが「結構いますよ!」と言い切った。
ほんとにもう、負けず嫌いさん(笑)




部屋に帰ると新聞が。

日経ってところが・・・
























「箱根吟遊」とわたくし
昨年の宿泊時の「ポンジュース事件」でプチ幻滅









1Fのバー。
開店前で静かです。




2Fテラス部分。エステの奥にあり、ほとんど人が通らない静かなコーナー。
いつもエレベーターから見えて気になっていて、今回初めて行ってみた。


昨年、仕事がぎゅうぎゅうの中、ねじこむように「吟遊」に行った私。ダンナだけ先にチェックインさせ、私は仕事を終えて都内を5時前に出て、7時の食事開始時間ぎりぎりにセーフ、でまにあいました。

なのでマイ「吟遊」史上初めて、お化粧をしたままご飯を終わらせたため、
「これは1Fのバーに行くしかない」と思ったのです。(それまでは、部屋食なのですぐすっぴんになり、気が引けるわ、メイクしなおすのは面倒だわで見送っていた)

そこでダンナを残し、ひとりで1Fのバーへ。
お客は私ひとりだけで、若いお嬢さんがバーテンダーさんでした。

ちょっと頼りないな、大丈夫かな?
と不安に思いながら、確か「テキサス・フィズ」かなんか、とにかくオレンジを使うカクテルを頼んだと思います。

すると彼女は、カウンターの私の目の前に、どん!とカートン入りのポンジュースを置いたのです。でもって、それでカクテルを作り始めたのです。

え・・・!? 絞ってくれないの?」

「絞れなくてポンジュース使うなら、せめて絞った風に容器に移し替えるとかして欲しい・・・」

「それが無理でも、目の前にポンジュース置かないで・・・」


と激しく動揺した私・・・
カクテルの味もまあ、それなりでした。

後で、行きつけのカクテルバーでその話をしたら、ベテランバーテンダーのFさんは
「その人は、ポンジュースを使っているのが自慢で、あえて前に出したんじゃないの?」と言ったので、初めて彼女の行動が腑に落ちた。そうか、カクテル作る時に使う洋酒を客の前に並べる感覚か・・・

でもポンジュースは違うだろ!


というわけで、お洒落なインテリアには気合を入れているのに、バーテンダー教育にはその程度にしかこだわりがない、というところに「吟遊」の哲学の薄さを見たような気がして、かなり幻滅をしてしまったのです。

チェックイン時、ダンナも初めて「あれ?」と思うことがあったとか。
宮ノ下からとことこ歩いてエントランスに入ったら、黒人の男性が「ギンユウ?」とかたことの日本語で話しかけてきたんだそうです。

ダンナはてっきり「外人客が、吟遊の場所がわからなくて困ってるに違いない」と思ったそうですが、しかしじつは彼は吟遊の出迎えスタッフであることが判明。

「日本語がほとんどできないんだよ? 意味ないじゃん。ただのファッションで置いてるだけじゃん」
とぶつぶつ。

この時の
「吟遊って、しょせんファッションだけ?」疑惑、そしてこの時泊まったのが前年と同じ部屋だったこともあって、「もういい、だいたいわかった」的な思いを抱いてしまった私たち。(今思えば洋室は、とんがったインテリアだけに飽きるのも早かったのかも)

ところが今回泊まってみて、あきらかにラウンジのソファや部屋の設えが、いい感じに古くなって味が出てきている。ちょっと前の、
きんぴかでお洒落すぎて落ち着かない感が薄まって、いいまったり感が醸成されているように思ったのです。

そしてなんだかすごく味のある「星宿」に泊まって、あの熱意あふれるサービスのお嬢さんに世話をしてもらって、
「やっぱりいい」と再認識しました。

いろんな時期を見て幻滅したり喜んだり、それもひとつの宿に何度も泊まる楽しみかもしれないですね。

いかがなものか「月代」問題


いろんな方が指摘していることなんですが、この大浴場の交代時間ってどうにかなんないものでしょうか・・・

あのダイナミックにお湯が落ちる「月代」、女性が(確か)10時から朝9時半まで。

この時期なんて、朝6時半でも外は真っ暗。景色なんてまるで見えません。しかも8時くらいから朝食が始まるし、チェックアウトの準備もしなきゃで、9時半前の唯一景色が見える時間帯は、豚込み。

今回、私が行った時は洗い場も満杯ならお風呂場も満杯でした。

着いてすぐ、明るくて景色がよく見える時間にゆっくり入れるのは男性だけって、なんかすごく納得いかない・・・

あるブログで読んだのですが、その方が宿のご主人にこの時間帯設定の理由をうかがったところ「女性のほうが早起きですから」

???????

せめて時間帯を少しずらすとか、(たとえば、日照時間が短い冬は、チェックアウト時間ぎりぎりまで入れるとか)なんとかして欲しいなあ・・・

ちなみにダンナが「月代」に何度か入った時は、いつもがらがらでだいたい貸切状態だったそうです・・・
フッターイメージ