
↑冷蔵庫内はフリー。

↑ダンナが気になるPC環境も合格。

↑2階への階段

↑2階廊下

↑レストラン棟
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(私たちにしてはドキドキの)5万円台までは出しても泊まりたい!
というもうひとつの理由は、食事です。
レストランは別棟の「アルカナム」1か所だけなのですが、ここが素晴らしくて。
初めてドアを開けて入った瞬間、そのドラマティックな空間の美しさに
まず言葉を失いました。
ここは絶対おいしいに違いない!
こんなに素敵なのにまずいなんて、絶対イヤ!
と思いつめてしまうくらい、
カウンターに座っているだけで期待が高まって
ドキドキする、そういう空間なんです。
味も、「玉の湯」「二期倶楽部」クラス(発想の新鮮さではそれ以上かも)。
一品一品が斬新かつ繊細な演出で、舌ばかりでなく心もうっとりさせてくれました。
もちろん、2日目もレベルダウンまるでなし。
ありきたりになりがちな朝食も、独特のスタイルでかっこよかった。
レストランで焼いているパン、手作りのジャムがまた素晴らしい。
そしてまた食べ切れなかったパンをお土産に持たせてくれる心遣いが素敵。
さらにそのパンが、翌朝にはカチカチになっていたことから、ほんとに保存料も何も使わないで焼いたヘルシーなパンなんだなーと実感…。
そして、夜食のおにぎりとかプリンとかがある宿はもう珍しくありませんが、
ここの夜食用のスイーツはたいがいの女性のハートを一撃でノックダウンすることでしょう。
のんべえの私が特にしびれたのが、ソムリエのお人柄です。
ダンナが飲めないので、基本、私はワインはグラスでいただくのですが
ソムリエのセレクションが素晴らしかったです。
私の好みにぴたりと合い、かつお料理とのマリアージュの絶妙さも堪能できるワインを各お料理ごとに、選んでくれました。
(ただし、ワインリストなし、ソムリエとのやりとりでいちいち彼がワインセラーから取り出すスタイルなので、価格わからず…
最終的にチェックアウトで確認したら、1杯3千円前後というかなりいいお値段でした…
ううーーん、でも今考えると、それは私が予算の希望を伝えなかったからで、
予算抑えめでこういう味を…という相談もフランクにできる雰囲気の
ソムリエだと思います。
とにかくこのソムリエが笑っちゃうほどの「飲ませたがり」。
お客のグラスが空くのを横目で確認すると、顔に「にやり」という笑みが浮かぶんですよ…(何度も目撃)
そして、いそいそとワインセラーに入って、そのお客が好きそうでその料理に合うワインを持って後ろにそっと立つ。その時のうれしそうな顔ったら。とても断るなんてできません。
というわけで私の飲みっぷりがよかったのか、
最後は、デザートの貴腐ワインをおごってくれました。
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